QM2世界一周クルージングの人間模様

世界一周クルージングの目的は様々で、
2,500人の人それぞれに違うのだと思います。

観光を中心にして、体力作りに励む人もたくさんいました。

激しい雨風にも負けないで毎朝デッキでランニングしてプールで一泳ぎ、
朝食後はジムで筋力トレーニング、なかには有料のトレーナーに付いて
パーソナルレッスンを受けての本格的な体力アップや、
エアロビクス、ヨガなどインストラクターについてのグループレッスン(無料・有料)等々。

何かに追い詰められているように?無我夢中で取り組んでいる姿を見ていると
健康維持のために、そんなにまで辛いことをやらなければなならないの?
と疑問を持つほど、のめりこんでいる人がたくさんいました。
確かに高カロリーの船内の食べ放題の食事を3食キチンと摂ると確実に太るのですが。

夕食のテーブルでは、メインディシュが終わるとウェイターがデザートメニューを持ってきますが、
みんな舌なめずりしながら熱心に好きなデザートを選び出します。
時にはどれも食べたくて1種に決めることが出来ずに2種類オーダーする人も珍しくありませんでした。

どのデザートも日本のケーキに比べて、甘さもサイズも2倍はあるのですから大変。
とにかく欧米人は無類の甘い物好きです。

また、デザート・メニューには、チーズの盛り合わせもあって、
稀にいる甘いものが苦手の人も、たっぷりのチーズを食後に堪能していました。

スポーツのほかには、カジノ中心の人も多くいました。

夜を徹して遊ぶのですから起床はお昼ごろ。彼らは朝食抜きで、ゆっくりとブランチをしていました。
朝食メニューは11時まで準備されていました。まさに船旅ならではの遊びでしょう。

カジノの他にも、有料のビンゴ、
無料のトランプ、麻雀、ジクゾーパズル、チェス
などの様々なゲームで遊ぶ人もいました。

昼間は奥様に従順な執事のように、かしずいているご主人が
カジノでは別人のような厳しいギャンブラーに変身していて驚いたこともあります。

また、カジノは旅行やスポーツなど体を動かす楽しみが出来ない高齢者に人気が高く、
車椅子や、スクーターで乗り付けて参加していました。

ダンスも人気でした。昼間はダンス講習会、
夜は毎晩ホールで踊り明かしている女性もかなりいました。

その他、勉強に励む人もいました。毎日啓発セミナーのようなものが開かれていました。

またお酒、読書、仕事などに加えて、一番に多かったのは
何にもしないで過ごす、リフレッシュだったのかもしれません。
デッキやプールサイド、ロビーでぼんやり過ごしたり、昼寝をしている人もいました。
ただし、デッキは広い大海原海ですから、風が強かったり、暑くて座っていられなかったりで
快適な読書日和は多くありません。

また、人との触れあいを求めたり、恋人との愛の確認や、
ラブ・ロマンスを求めて乗ってきた人もいました。
船内の恋は異性ばかりでなく、同性愛にも市民権が与えられていてビックリしました。

出会いを求める同性愛者のために、毎夕30分間バーが貸切にされていました。
異性との出会いの場も毎日開かれていましたので、
同性愛者も平等に扱うというのがコンセプトにあるのでしょう。
結婚していない異性の恋人同士のカップルも見かけましたが、同様に同性愛カップルも目に付きました。
カミングアウトしていないカップルは人目を忍ぶように肩を寄せ合って歩いていたのが印象的でした。

さて私の目的は幾つかありましたが、
ライフワークとして学んできた英語が
どこまで通用するか試してみたいというのも1つありました。

今までも多くのアメリカ人と付き合い、親しいアメリカ人の友も何人かいますが、
彼らとのコミニュケーションに困ったことはありません。
でもそれは、あくまでも友人だから、私に好意を持っている人達だからできることでしょう。
私に何の興味を持たない人、いや、なかには嫌悪感さえを持っている人たちの欧米社会なかで
どこまで通じるか、どこまでうまくやっていけるか、1つの賭けでした。

そのためには、たくさんの人と触れ合いたいと努力をしました。
まず食事で隣席になった人や、ツアーで一緒になった人に話しかけて、
話が弾んだら、写真を撮らせてもらい、メールアドレスを交換しました。

お客同士だけでなくクルーとも仲良くなりました。
その数は1ヶ月で50人を超えたので、周囲も自分でも予想外の多さでした。

出会った友人達の一部を、次の投稿「船上で出会った友人達」で紹介しています。


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 最終更新: 2018/5/25