シェルブールの雨傘と市場巡り


本来の予定では、フランスのル・アーブルに寄港の予定でしたが、
労働者のストライキで、港に着けられず、急遽「シェルブール」に変更になりました。

予定外のことなので、何の下調べもしてありませんでしたが、
幸いなことに、港からダウンウンまでは、徒歩圏内でしたので、
ほとんどの乗船者がブラブラ歩いて、シェルブールの街の散策に出かけました。

シェルブールは、フランス・ノルマンディ地方の英仏海峡に面した港。
また、あのタイタニック号がサザンプトンを出て最初に寄港したところでもあります。

日本人にとっては何といってもカトリーヌ・ドヌーブ主演
映画「シェルブールの雨傘」で馴染みのある地名です。
この映画は、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した名画ですが、
アメリカ人仲間に、その話してもあまりピンと来ないようでした。

タイトルを調べてみると原語では「Les Parrpluies le Cherbourg」 と云うそうですから
さほど、大きな違いは無さそうなので、内容が日本人好みなのかもしれませんね。
期待して訪れたシェルブールは、静かで小さなリゾート地で気に入りました。
 
町を歩くと好天なのに傘が並でいるのが目に付きました。
そして、そこにはなんと、なんと日本語で「シェルブールの雨傘」と書いてあるのでビックリです。
フランスで見る日本語は懐かしく、愛しささえ感じてしまいました。
日本を離れて3月近くになるのでノスタルジアでしょうか。

近寄ってみると、そこは町唯一(たぶん)の傘専門店でした。
中に入ると、店主が愛想よく出迎えてくれ、店内に飾ってある「皇太子殿下来店」の写真を誇らしげに指差します。
なるほど、ここはお金持ち(?)日本人観光客向けの傘屋のようでした。
皇太子もやはり日本人。「シェルブールの雨傘」の映画がお好きなのでしょう。

傘屋の店主は、しきりに店主手作りの上質な傘を薦めますが、
何せ旅の途中で、かさばる傘を購入するわけにもいかず、
写真を撮らせていただいたお礼に小さなピアスを求めました。

店内を訪れるのは日本人がほとんどのようで、日本人客は店主と記念撮影をしていました。
街はシックな色合いの、低層の建物が並び、フランスの田舎町らしい
落ち着いた雰囲気が漂わせていました。

町の中心の広場には、新鮮な魚や、果物、野菜が、ふんだんに並べられていました。
魚介類は、いま沖から上がったようにピカピカと光り輝き、
西洋人があまり食さないという烏賊や蛸まで並び、
本当においしそうでした。

海外では時間があると市場巡りをするのが楽しみですが、ここシェルブールの市場の新鮮さは特筆すべきものがありました。
果物は色が鮮やかで、どこまでも美しく、日本産とは種類が違うように見えました。
食べたわけではないので、お味のほどはわかりかねますが、
見た目にはとてもゴージャスに感じられました。

野菜は、見たことのない、知らない種類のものが幾つかあり、珍しく眺めました。
最近の日本では、手に入れられないものはないと思っていましたが
まだまだ世界は広いなぁと感心しました。

ホワイト・アスパラが太くてとてもおいしそうでした。


1番下の右の写真は、蕪のような形をしたセロリのようです。
私が不思議そうにしているので、店番のおばさんが削って臭いを嗅がせてくれました。
プーンとセロリの香りがします。どうやら下ろして料理に使うようでした。
言葉が出来ないので「メルシー」と笑顔で一言。
楽しい市場での触れ合いです。



上の写真は、市場の魚売り場です。
カレー、烏賊、蛸、蟹、帆立貝、その他、名も知らぬ魚が豊富に並んでいました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 最終更新: 2018/5/25

シェルブールの雨傘と市場巡り” へのコメント

  1. 今回はカラフルですね。見ていてとても楽しい。また”シェルブールの雨傘”の街はこういう場所だったのかと納得。さらに野菜類のきれいな事!セロリは形に吃驚!色々あるんですね〜

    1. 本当に野菜や果物の色の鮮やかさは見事でしたよ。又、傘の色もカラフルでした。

この記事へのコメントはできません。