QM2のコンシェルジュだったデボラからの便り

本日(5月24日)は、QM2のコンシェルジュだったデボラから絵葉書が届きました。
(デボラについては「QM2 クルー(乗組員)模様さまざま」の投稿でも紹介しています)

デボラは、父親がブラジル人、母親がポルトガル人のハーフです。
ポルトガル語は、無論のこと英語、スペイン語、フランス語の4ヵ国語を駆使する才媛ですが
母国では能力を生かせる仕事がないため船での仕事をしています。
とはいえ正社員ではないので、将来の見通しもないよう。
それでもデボラは、愚痴こともなく、いつも明るく前を見つめて生きている人でした。

ダライ・ラマを信奉するデボラはストイックな平和主義者で幾つかの平和主義運動にも参加しています。
可愛い動物を殺すのが嫌だからと完全なるベジタリアンで、独身主義でしたが
私とは不思議と馬が合いました。
まだ20代後半でしたが、しっかり者で私より年上に感じたほどです。

海賊到来のニュースに興奮して「見てみたい~!」とジョークで言った私を厳しい目で見つめ、
「そんなことを言ってはいけない。海賊がどれだけ多くの人々を苦しめているのか、
殺傷しているのかを知っているの?」とたしなめることもある生真面目な性格の人でした。

でも私のジョークが大のお気に入りで、毎朝挨拶に行って笑わせるのが私の日課になっていました。
「こんなにおかしな人にあったことがない」と笑い過ぎて涙をハンカチで拭いていました。
私が、1日でもフルクルーズ・ロビーに出向かないと「どうしたの?何かあったんでしょう?」と心配。

そのため別れのときはお互いに涙が止まらないほど泣いて再会を誓いました。
デボラの仕事ぶりは優秀でフルクルーズ・メンバーから高く評価され、
下船の際には有志がチップを募っていましたが多くの賛同者がありました。
いつの日かポルトガルを訪ねて再会したいと思っていますが、
デボラはクルーズに乗船していることが多いのでスケジュールが合うかどうか。
目下もQ2乗船中ですが、絵葉書には、私がいないので「寂しい。来年またQM2に乗ってください」
と認めてありました。

上の写真は、ハワイの日本デパートで母親のためにお土産の着物を見繕うデボラ。


QM2でのパーティ会場で。

下はポルトガルから来た絵葉書です。


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 最終更新: 2018/5/25