たったの5人の日本人

英語圏で3ヶ月間生活をすると、頭の回路が英語になります。
とっさのときは英語が先に口をつくようになり、
難しい日本語の言葉が思い出せなくなっていました。

このぶんでは帰国しても、それが続くのではと思っていましたが、
何のことはありません、今日からはすっかり完璧な日本語に。
ヤツパリ日本人! 戻るのは早かった!

船に乗って、驚いたことはたくさんありますが、
そのうちの1つは「世界一周クルーズ」と
銘打っていても実際に一周するフル・クルーズの乗客
全体の8分の1以下、わずか300人しかいなかったことです。
(上の写真は船内でのフル・クルーズメンバーだけのカクテルパーティ風景

2000人以上の人が区間クルーズ乗船者。
いわゆるショート・コースでした。
つまり2000人以上の人が、常に入れ代わっていたのです。

大きな港ごとに、ワサワサと大量の乗客が乗り降りするのですから
フル・クルーズのメンバーにとっては、なんとなく落ち着かず、
居心地の良いものではありませんでした。

考えてみれば世界広しといえど、3ヶ月も家を空けられる人というのは
あくまでも少数派ですので、当然ともいえるのですが・・・・・。
知りませんでした。

この300人中、日本人はたったの5人でした。
東北地方から参加した独身女性2人組みと、
怪しげな男女のカップル2人と私の5人です。

日本人同士だからといって交際しなければならないというキマリはありませんが、
この不思議なカップルの中の男性は、90日もの長い間、
私達に会うと目をそらしたり、Uターンして方向転換をするので、
とうとう挨拶を交わすことは1度もありませんでした。
よほど後ろめたいことがあったのでしょう。

言葉も、勝手もわからない、白人ばかりの船内で生活するのですから、
とまどったり、不安になる場面が多いのですが、
私は2人連れの女性と仲良く助けあって船旅を楽しんできました。

今日午前中は、そのうちの一人S・Aさんからお電話があり、
昨夜は東京に1泊したがこれから帰郷するとのことでした。
昨日までの毎日の数時間を共に過ごしていたので
一抹の寂しさを感じます。


上から船長とフルクルーズ専用のコンシェルジェ、友人になったドイツ人夫妻、
アメリカ人夫妻、日本人2人です。
私に向けられたえ笑顔がなんとも言えず良いでしょう?

このカクテルは「シンガポール・スリング」。
イギリスの作家サマセット・モームが「世界一美しい夕日」と称えるシンガポールの夕日を
表現して作ったという綺麗なオレンジ色の甘酢っぱいカクテルです。
リキュールをベースにレモンジュースを加えていますが、口当たりが良くておいしいので
バーでは好んで飲んでいました。

 
午後からは留守中の郵便物の整理、Eメールの返信、食料品の買出し、大量の洗濯、
留守をお願いしていた友人へのお礼など、
長旅の終焉から来る倦怠感と虚脱感と戦いながら片付けました。

外には春の花々が咲き乱れていて日本の春を実感。(下の写真)





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 最終更新: 2018/5/25