どこまで行くの? ビーニー・ベイビー

アメリカの物は何でも入ってくる日本ですが、不思議にビーニー・ベイビーブームは
来ていません。
ビーニーベイビーとは、標準タイプで6センチぐらいの大きさで、
中にビーズを詰めてある縫いぐるみの人形です。
価格は1体6~7ドルぐらいのものですが、
1種類ごとに名前をつけたタグとナンバーが付いており、
その種類をコレクションすることが大ハヤリなのです。
TYというメーカーの物でシンガポールで製造されています。

これに 私のアメリカの友人たちも、ハマッています。
10年前にアメリカに行った際はアラバマの友人宅には、
半畳ほどの広さの棚に置かれてあり「へーぇ。なるほど」と思ったのですが
8年前には、1畳ほどのクローゼットに
天井まで積み上げられる程に増えており驚きました。
そして外出の際は、手持ちのビニー・ベイビーのリストをシッカリと握り締め、
それ以外のナンバーの物を見つけると買い漁っていました。
愛妻家のご主人共々、常にベイビーのことが頭から離れず,
どこでも見つけ次第ナンバーをチェックする姿は滑稽を通り越して狂気さえ感じるほでした。

ところが今回は、リストも持たずゆったりと買い物をして、ベイビーも探さないので
もう飽きたのかと思って聞いてみると、今では販売している総てのベイビーの
コレクションをしているので、新製品のみを買うのでもうリストは不用とのことで驚きました。

そして「どうぞ」といって通された部屋は、かつてゲスト用のベッドルームで
8畳ぐらいの部屋ですが、そこにはプラスチックのコンテナが天井まで渦高く積み上げられ
部屋中がビー二ー・ベイビーの部屋と化していたのには、唖然として声も出ませんでした
縫いぐるみを愛でるのではなく、コレクションを楽しみ、
あわよくば一攫千金?を夢見ているのです。
1個の値段は安くても、何万個のコレクションは相当の金額になります。
私の「総額は幾らぐらい?」の質問に友人は「家が1軒買えるぐらい」とニッコリしました。

8年前に、テキサスの友人にこの話をしたところ「バカバカしい!」と一笑に付していたので、
今回このアラバマの友人の話をすると「実は私も始めたのよ」と
恥ずかしげに話したのには、またまたビックリです。
この友人はクールな現実主義者で、縫いぐるみから最も遠い人だと思っていたのですが、
今ではもう1000体集めたというのですから驚愕でした。

「何故?」?という私の問いに「何十年後には必ず値が上がるから」というので
「何歳まで生きるつもり?」と笑ってしまいましたが、ささやかとは云いがたい大きな投資です。

コレクション癖は人間の本能だという説がありますが頷ける驚きでした。

写真上は、友人の車の中に置かれたビー二ー・ベイビー2体。
左の熊はブッシュの顔が刺繍されているもの、右はアメリカ国旗がデザインされた象です。

皆が移民のアメリカ国民は、日本人には想像できないほどにアメリカが好きです。
庭にも部屋にも国旗があり、野球場でも皆が国歌を歌います。

下の写真はTY社のコマーシャル。このマークのタグを付けた縫いぐるみは、
日本でも販売されていますが、コレクションブームの火はまだ付いていません。


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 最終更新: 2017/10/26