北海道の旅(8) 札幌の中島公園散策と豊平館探訪


昨日の雨模様とは打って変わって、
今朝はジリジリと真夏の太陽が照り付けているので
昼過ぎまでホテル内で読書
2時から外に出て、ホテル近くの中島公園を散策しました。

公園は外周3.2キロ、緑の森に囲まれた広大な公園。
中には、菖蒲池、日本庭園、天文台、コンサートホール、
北海道道立文学館、体育センター、
重文指定の建物豊平館などが整っていて
市民の憩いの場となっていました。

ボートが浮かぶ菖蒲池

日本庭園
静かな庭園内には茶室もあります。

札幌天文台

豪華な豊平館
ほうへいかん

この建物は明治13年北海道開拓使直属の
洋風ホテルとして建設されましたが
14年に明治天皇の行幸の宿泊所にあてられたことから、
開館してホテルとレストランとして営まれてきました。
 
その後、大正時代に札幌市の所有になって公共機能を持ち
文化活動の拠点としてきましたが、
昭和33年中島公園に移転、市営結婚式場になります。
更に39年には国の重要文化財に指定され、
61年に修復事業が完成したものです。

建物面積は1、2階併せて1,330平米の広大なもの。
現在は結婚式、会食、コンサート会場として使用されています。

修復後の見所は豊平館の白い外壁を縁取る
ウルトラ・マリン・ブルーで創建当初に復元したもの。
昔は宝石として珍重されたラピスラズリ(瑠璃)から
造られている高貴な色です。


真紅のカーペットが敷き詰められた螺旋階段が2箇所ありました。


ホール・クロック(グランド・ファーザークロック)時計。上部には、月の満ち欠けの絵が付いているドイツ製の重厚なもの。


シャンデリアの上を飾っているメダリオンは長い間に
16層ものペンキで塗り重ねられていましたが
修復工事により、建築当初の鮮やかな朱色に復元しました。


この梅の部屋は、3代に渡る天皇や皇太子が、宿泊された部屋です。
この部屋だけが木部を春慶塗に復元しました。


家具もホテルとして使用されていた物に復元。
カーテンと絨毯は西洋の技術を学んだ西陣の職工によって
織られたものですがこちらも復元。
このように豊平館は西洋の技術を取り入れながら
日本の伝統技術を充分に生かして建設された
明治初期の代表的な木造洋風建築物です。


明治天皇が使用されたという陶器で出来た洗面器と水差し。
美しい光沢を放っていました。


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 最終更新: 2016/9/1

北海道の旅(8) 札幌の中島公園散策と豊平館探訪” へのコメント

  1. 陶器の洗面器と水差し、素敵ですね~背景を思い浮かべると憧れを禁じえません。洗顔後の引き締まった顔、表情に品、等想像してしまいます。

    1. ガイドブックに出ていない現地ならではの見所を見つけるのが好きです。観光客に知られていない場所こそ後になって心に残る想い出の場所になっているものです。

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