永瀬忠志氏の冒険リヤカーマン第2弾に人間が生きる意味を考える

今夜は楽しみにしていたリヤカーマンの第2弾がありました。

冒険家・永瀬忠志氏の2回目の地球一周への旅立ちです。
スタートは、南米チリの太平洋に面した港アントアフォガス。海抜ゼロメートルから、
天空に聳え立つ標高5,000メートルのアンデス山脈を横断してアルゼンチンに向かいます。

ギネスブックで世界一の乾燥砂漠に認定されている「アタカマ砂漠」1000キロ、
鋭くとがったアタカマ塩湖を歩き、急勾配のアンデスの山道を登る苦難の様子は、
見るものを息詰まらせる緊迫感の連続です。

10日間分の飲料水90リットルを積み込み、リヤカーの風袋を入れると
230キロの重さのリヤカーを引いての挑戦です。
そして、2007年11月23日に遂に出発35日目にして、今回のゴール地点である
標高805メートルのクレナスグレメスに到着しました。
TV取材しているのだから、万一の事故はありえないとわかっていても
ハラハラしどうしの2時間でした。

永瀬氏(51歳)は、19歳からの31年間で44,007キロを
リヤカーを引いて地球一周した冒険家で植村直己賞を受賞
今回は2回目の地球一周への旅立ちの始まりでした。ここから更に2週目の旅は続きます。

永瀬氏は初めに「何の褒美もいらない。思いが実ればそれで良い」と語っていました。
そしてゴールを終えた感想を
「動かないリヤカーを引っぱるなんて楽しくなかった。でも今は、楽しくなかった時間が
愛おしい。良い時間だったと思える。これからも力尽きるまで歩いていたい」と。

そう確かに、旅を終えて振り返ると、いつも「過ぎ去った時間が愛しい」のです
この番組を見ると「人なぜ旅に出るのだろう」
「人間は何の目的のために生きているのだろう」とよく考えさせられますが
旅の原点、そして人間が生きる意味は、過ぎ去った時間の愛おしさなのかもしれません。

バックパッカーの仲間にこの疑問を投げかけると
「そりゃー、見たいからでしょう」という即答が返ってきました。
単独で小さなボートで太平洋を横断した堀江謙一さんや
山で命を落とした多くの冒険家たちも
ただ、見たかったからでしょうか? 体験したかったからでしょうか?

彼らには、果てしなく遠くとても及びませんが、私もよく
「すごい勇気ねェ~。チャレンジャーねぇ~」とあきれられますので、
同じグループに属する人間なのかもしれません。

たぶん「見てみたい、体験したい」というのが旅の原点、
そして自分のやりたいことをやるというのが、
人間の生きる目的なのかも知れないなぁーと考えてしまいました。


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 最終更新: 2015/12/22