ひっそりと姉妹で

2年前に逝った友人宅を訪問しました。

独身の3人姉妹で、他愛ない喧嘩を交えながらも仲睦まじく暮らしていましたが
私の同級生のY子さんが欠け、いまは妹さんとお姉さんが肩寄せ合ってひっそりと暮らしています。

江戸っ子であることに強い誇りを持ち、一生この地を離れたくないと、
かたくななままに日本橋のど真ん中に住み続けている姉妹です。

若者との交流がないお宅は、パソコン、携帯、地デジTVなど、機械化、近代化とも無縁
昔ながらの暮らしを続けています。

私の訪問をたいそう歓迎して、おいしいブルー・マウンテンのコーヒーを
豆から挽いて入れてくれました。

私がコーヒーの味に感動すると
「家ではずっと50年前から三越前のコーヒー専門店のミカド・コーヒーから豆を購入しているの。
ドトールは近くにあるけど合わなくて」と語ります。

そういえば、ミカドのカウンターには、カッコイイ、イケメンのバーテンダーがいたなぁと
遠い青春時代を思い出したりしました。

すべて昔のままのスタイルを守って、ゆったり生活している姉妹と昔話していると
私の気持ちも20代に戻っていきます。

それにつけても、卒業してから40年の時の流れの速さに驚くと共に、人の命の儚さが応えます。


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 最終更新: 2016/5/10