地元民が行く「沖縄そば」屋

沖縄に来ると、一度は必ず「沖縄そば」を食べます。

昔は「スバ」と呼ばれ、全県民の大好物の「そば」でしたが、
県外者にはなかなか美味しさが理解できない独特の風味で、
私が住んでいた20年前当時は、転勤族はほとんど口にしない
独特の食べ物でした。

それがここ数年来の沖縄ブームで、沖縄の味付けも変化し、味も本土化され
沖縄の食もグルメ化されていったように思われます。

いまや日本各地に「沖縄そば」のメニューが珍しくなくなり、
立派に全国区の市民権を得ています。

「沖縄そば」は日本で唯一蕎麦粉を使わない「そば」で、
国から特別に「沖縄そば」としてのネーミングを承認されています。
最近では那覇市のメインストリートには、軒並み「沖縄そば」の看板が並び、
「沖縄そば博物館」なるものが出来ているほどです。

そこで今回は今まで行ったことのない店にしようと、観光案内所で尋ねると
「たくさんありますが、私たちから、どこの店といは立場上いえないのですが
<沖縄そば>に700円も出すことはないんですよ。私達が行くとこは350円の店です」とのこと。
興味が湧いたので言い渋る職員に執拗に聞きだすと、市場内裏の小路とのこと。

そこで、そのあたりを探すと、ウラブレタ?雰囲気の路地に、
それらしき「そばや」が軒を並べてひっそりとありました。
そのうちの1軒に勇気を持って入ると、薄暗い小さな店には、お客がギッシリ腰掛け
黙々とおそばを食べていました。

しかし店員は無視、一言の言葉も掛けもありません。とりあえず空いている椅子に腰掛て
キョロキョロすると、どうやらセルフで食券を買うシステムらしいのですが、
その券売機がうまく作動しません。
困って店員に声をかけるも、急がしそうで振り向きもしません。

すると「そば」を食べていた客が、
3人も同時に立ち上がり、歩いて教えに来てくれましたが、作動せず。
客が「壊れてるさー」と声をかけると、ようやく従業員が振り向き
キャッシュでOKとのことで前金で注文しました。

それにしても、このお客の親切と、店員の無愛想さに、改めて沖縄の県民性に感心!

そして、確かにここの「そば」は安かった。普通の「ソーキそば」350円、「テビチそば」400円
そのうえ総てに「ジューシー(炊き込みご飯)」「ホットコーヒー」、「シャーベット」が
付いているのですから驚きです。

肝心のお味は? それは言わぬが花。やはりお値段なりの味でした。
Tさんに、後で報告すると「何でそこで700円惜しむの」と呆れられましたが、
素顔な沖縄の味を知るチッチャナ沖縄体験でした。

写真上は「テビチそば」。見た目はグロテスクですがは、
軟骨までホロリと柔らかく煮込んであり関節痛に効果あり。

下はセルフサービスのシャーベットの機械です「入れ物はお茶を飲んだお茶碗で」
と書いてあるのがいかにも沖縄らしく微笑ましい。


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 最終更新: 2017/7/27

地元民が行く「沖縄そば」屋” へのコメント

  1. さつき様 シャーベットの販売機がなんともユニーク。沖縄そば、私はすきですが種類がたくさんある事にはきがつきませんでした。いずれ挑戦!地方色溢れる食べ物はやはり好奇心をそそられます。

    1. 沖縄の「テーゲー主義」というのをご存知? テーゲーとは、大概のこと。全てに大雑把なのが、沖縄県民の特質です。良くも悪くも、拘りません。シャーベットをお茶碗で食べさせるのは、いかにも沖縄らしい光景です。

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