北海道の旅(9) 渡辺淳一文学館と北のお寿司

中島公園の近くにある渡辺淳一館を訪ねました。

ご存知ベストセラー作家でありながら
お上品な女性達からは「下品だから私にはチョッと~」
と眉をひそめられる作家でもあり
大きな声で「好きな作家」とは言いがたい
雰囲気を持つ人でもありますが
私は彼のエッセイが好きです

クールで覚めた目で見た人間観察、
世評分析は、さすがにお医者様と感心させられる
冷静な判断力が伺えるものです。

そんなことから、私はとても興味があったので
彼を知るために文学館に立ち寄りました。
文学館は公園の森の横にひっそりと建てられていましたが、
安藤忠雄の設計という斬新なデザインで、
入り口案内板もうつむき加減かげんの
渡辺淳一シルエットは哀愁が漂っていて素敵です。

この文学館は大王製紙の支援で開かれたもので
展示資料の選択や構成まで氏の考えが反映されていて内容が充実。
2階は展示室、1階は全著作揃えられています。

直木賞の時計

2階には氏の幼い頃からの歩み、
高校生になってからの執筆活動、
高校時代のドラマチックで残酷な恋の顛末
恋人の写真まで飾られていました。
そのガールフレンドが美しく魅力的だったので
彼の女性遍歴のスタートが納得できるものでした。

また彼の直木賞受賞作「光と影」の
生原稿も展示されていて
若き頃の彼の純粋な文学者としての
才気が溢れているものです。

直木賞の受賞記念時計、菊池寛賞の時計と賞状など
興味深い品々が並んでいましたが
実物が見られて嬉しい。

またシニアの老後を描いた今年のベストセラー「弧舟」
生原稿もありましたが達筆で、
才能ある人は、何でも揃っているのだと感心。

この文学館は内容充実してとても良かったのですが、
館内がとても暑かったので困りました。

お洒落な設計は、冷暖房を入れることを前提にしているので
ガラス面多いのですが窓が一切開かないのです。
節電のためにエアコンを切ってあるので
館内は蒸し風呂状態。
汗がとめどなく流れでて目に沁みるほどでした。

1階には氏の著作が全作揃っていて
読書コーナーもあるので
手にとって読みたいところでしたが
諦めて読まずに2階だけで辞したのが残念!

上の写真は氏の若かりし頃。
たぶん彼が1番美しかった時期ではないでしょうか。
成功者の自信とアンニュイな雰囲気が漂っています。

 
北のお寿司
文学館を出てブラブラ歩いて大通公園まで歩いて行くと
夕暮れ時は公園で寛いだり、名物のビアホールでジョッキを傾ける
観光客や地元の市民の活き活きした姿を見かけました。

ビヤホールの混雑と暑さに座るのを諦めて
屋台で焼きとうもろこしだけを1本買ってかじりました。


公園から薄野まで歩いて寿司屋に入りました。
グルメ情報で調べておいしそうな店に入ったつもりでしたが
味は「まあソコソコ」というところ。


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 最終更新: 2016/3/7