インドへの旅(32) 優秀な添乗員とガイドに恵まれて

ホームスティ先からデリー空港に向かいました。
12日間一緒に過ごしたインド人ガイドのラジャーともここまです。
近い日の再会を誓ってハグしてお別れしました。

発展途上にあるインドは、どこもかしこも工事中で、空港も工事現場はトタン板で囲われ
ごった返していました。

無事チェックインして、待合室で、ようやく添乗員Mさんとゆっくり会話を楽しむ
機会を持つことができました。
Mさんは、JTBの専任添乗員のなかでも「グランドマスター添乗員」の称号を持つ
優秀な超ベテラン添乗員で、添乗時間は3,000日を超え、
年のうち3分の2は海外に出ているというハードな生活をしています。

成田空港で、初めに見かけたときは、フツーのオジサンさん風(50代)でしたが、
Mさんのお仕事ぶりを見ていると、日ごとに好感度が増し素敵に見えてきました。
日々アクシデントの連続の旅行では、添乗員の真価は、トラブルにどう判断して
どう行動するかで問われます。

優しく、丁寧に、時には厳しく、一貫して細やかな気配りを見せながら、即決して、
全員をキビキビとリードするMさんは実に見事な手綱捌きをみせてくれました。
超個性的なメンバーの求心力を上げて、全員を一つに束ね、
事故なく帰国の途に着かせたのです。
豊富な旅の経験談を伺いたいと思いつつ、毎日のスケジュールに追われ、
あまり会話を交わす機会が無かったのが、もったいなく思えます。

一方、インド人ガイドのラジャーもまた魅力的な人でした。
35歳の青年ですが日本語が実に巧みで、頭脳明晰。
豊富な知識でウイットに富んだ楽しいガイドでした。

私が時とし静かにしていると、何とか笑わせようと努めて話しかけ、
私のジョークにも良く反応して大笑いしてくれて、彼のお陰で旅の疲れも半減しました。
日本での私は、友人たちから「話が面白い」と評価?されていますが、
インド人にも受けるとは私自身も驚きでした。

民族愛に燃え、祖国への熱い思いを語るときに、感極まって時には涙する
彼を見ていると発展途上にあった昔日の日本を懐かしく思いだしました。
フリーター、パラサイト、少子化、核家族、などの家族問題に無縁の、
成長するインドの一面です。

ただし、私達が「インド人の英語はRサウンドが巻き舌で聞き取れない」と愚痴ると
直ぐ「僕が日本に行った時、日本人が<有難う>もいえないので驚いたよ。
Thank youをSanku youというんだから笑っちゃったよ。またRも出来ないしね」とすぐ反論。

またインドの交通機関の恒常的な時間遅れを指摘する人には
「確かにインドではよく遅れます。でも事故はありません。日本では正確でしょう。
でも事故は多発していますね」と直ぐ切り返す負けず魂の持ち主で
その鋭い指摘と真摯な子供ぽさに笑ってしまうことも多々ありました。

ともあれ、ツアー旅行の良し悪しは、添乗員と現地ガイドとお天気次第。
二人にも、天候にも恵まれた今回は、大成功の当りツアーでした。
また、安いパック旅行では、どこもお土産やさん巡りが旅程に組み込まれていて、
格安ツアーでは、旅行申し込み時に「必ず土産物屋に同行する」という
書類にサインをすることが義務付けられているほどです。

格安ツアーになると観光よりも、土産物や周りに多くの時間を
割いてあることも珍しくありません。
その意味でも、今回は無駄な土産物や周りがなく、数軒寄った店でも
酷い押し付け販売がなかったので、不快な気分になって
無駄な時間を取られることがありませんでした。

そのため、入国時に2万円分両替したインドルピーもビール代以外は、
使う機会がなく、残ったルピーはこの空港で、紅茶を買って使い切ったほどでした。

上の写真左は、カジュラホで添乗員Mさんと記念撮影
右は、プライド高く燃えるインド人ガイドのラジャー。

下は、結婚式のデモンストレーションで芸をするために、道路を歩いていたインド象。
道を歩くたくさんの動物をたくさん見かけた今回の旅でしたが、
最終日に象まで見られてハッピーでした。


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 最終更新: 2015/11/20