福島小名浜の旅(3) 旅のフィナーレに楽しいひととき


今日もまた朝から雨。昨夜より雨脚が強くなっています。
今回のツアーはのんびりコースなので出発は11時。

皆んな最後の温泉に浸かり、せめて温泉だけでも、元を取ろうと8回も入った人もいました。
景色も駄目、アンコウも駄目なのですから、温泉だけでも堪能しようということです。
バスは「いわきら・ら・ミュウ」という漁港とレストランがドッキングしたようなところへ向かいました。
本来は、ここから五浦海岸と六角堂の見学の予定でしたが激しい雨のため中止。
この漁港で2時間も時間を潰すことになりました。

活きの良いお魚は売っているものの、氷入りのトロ箱を買うのはあまりにも重く、
鮮魚は眺めるだけにして私は蒲鉾と塩辛を購入しました。
そして名物という串焼き屋台で、サザエの串焼きを一つ賞味。

その後は、観光船の待合室で同行の人とのお喋りと旅の情報交換に時間を費やしました。

その後、バスは「あみプレミアムアウトレット」という流行のアウトレットへ。
ここで3時間も過ごすというのですが、買いたい物も無く、強風が吹いているので、外にも居られず
やむなく仲間とお寿司屋さんへ避難。またまたお喋りして時を過ごしました。

天候が悪くても当初の予定通りというのが、ツアーの最も嫌なところですが
文句を言っても始まらないので、なるべく楽しく過ごすように工夫します。
今回は気の合う仲間に恵まれたことがラッキーでした。

この寿司屋は、意外にも新鮮でおいしく「漁港よりアウトレットがおいしいとは、これいかに?」とみんなで笑いました。

こんなことで、今日は無為に過ごしたような1日でしたが、東京駅に予定通り7時前に到着。
いつもはすぐに帰宅するのですが、今回は気の合う仲間Fさん、Tさんに誘われて
東京駅構内の居酒屋へ繰り出すことになりました。

2人とも旅好き、遊びが好きな男性なので、話が面白い。

Fさんは、元出版業の経営者。物腰やわらかなダンディな紳士。
1回り年下の奥さんのまさかの先立たれ。現在は寂しい一人暮らしながら、
いまだに奥さん以上の女性に出会ったことが無いので、再婚、同棲など考えたことも無いとか。
現在は、旅に、ゴルフ、食事会など、楽しい予定がぎっしりの毎日。

一方Tさんは、首には金のペンダント、赤いシャツ、黒と緑のコンビの靴、
持ち物も総てブランド品で装って、いかにもやり手の不動産屋さんという
職業を物語るギンギンの装い。
女性大好き!と公言する遊び人。同じく奥さんを亡くしていますが、
もう一花咲かせたいと外国女性との再婚を計画中。
旅行、ゴルフ、釣り、絵画、食べ歩きにクッキングと、趣味も広く交際も華やか。

どちらも面白く、笑い転げる話術の巧みさは、日頃お喋りの私が聞き役に回るほどでした。
2人とも「いままで世界中旅行したが、旅先でこんなに意気投合したことは無い」と、話が弾みました。
ベースに3人とも東京育ちという共通項があるので、懐かしい都電の話で盛り上がり、
古き良き昭和の東京を熱く語り、
更には武勇伝、ホラ話、エロ話、自慢話・・・、何でも来いの宴が深夜まで続きました。

旅行中親しくなって旅行後に会うことはあっても、
旅の帰路、そのまま直行してお酒を飲みに行くといこと滅多に無いことです。
ただし、今までの長い経験で言うと旅での出会いは、99パーセントその場限りのもの
その後親しく付き合うことはありません。

彼らも、楽しく旅のフィナーレを飾ってくれましたが、たぶん再会することはないでしょう。
もちろん「こんなに気が合う仲間はいないのだから、今後も会って食事をしたり、旅を一緒にしましょうね」
と固い約束はしましたが。

行きずりだからこそ、心の底を見せたり、語れる話もあるのです。
景色にも、食事にも、観光にも恵まれなかった今回の旅でしたが、
思いがけない出会いがあり、愉快な話が出来たことは思いがけない収穫でした。

たまには、こんな旅も良いのかな。
きっと、一生楽しかった思い出として心に残ることでしょう。


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 最終更新: 2015/11/6

福島小名浜の旅(3) 旅のフィナーレに楽しいひととき” へのコメント

  1. 五浦海岸は景色が良いと友人が言っていましたが残念でしたね。いつかは行ってみたい場所の一つです。写真をみるかぎりおいしそうな海の幸ですがこのせつ美味しいとは噂ばかり、、また旅で楽しい出会いは本当に貴重ですね!

    1. 写真技術の向上でしょうか、パンフレットで見るとどれもおいしそう。旅行社のキャッチフレーズも巧みですが、ツアーでおいしい物に出会うことは滅多にないですね。旅は、人も景色も、予期せぬものと出会うことかもしれませんね。

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