メキシカンクルーズの旅(16) 旅を終えて

サンタモニカのドライブを終えて、ロスアンジェルス空港へ到着しました。

ロスでは遠景のジャカランタを見られたものの、私たちの「ジャカランタの木の
近くまで行きたい」という要求はかないませんでした。
ツアーだから止むを得ないとはいえ、サンタモニカが期待はずれだっただけに、
時間をやり繰りするなど、もう少し臨機応変の処置が欲しかったと思います。

ロスでは、混雑するチェックインを無地スルーすることができ、無事一行は
帰国の途に付きました。

しかし、到着時にはメンバーの女性のOさんが、帰国時には男性のOさんが、
別室に連行されて調べられるというアクシデントがありました。

検査の結果は、お二人とも問題なしということで事なきを得ましたが、
語学が堪能でないお二人にとってどんなにか恐怖の時間だったことでしょう。
添乗員でさえ中に入れないのですから、私達は外で待機するだけで、
助けてあげることも出来ないのです。

後でO(女性)さんは「昨秋チベットへ入国したから米国が神経質になったのかも」と
語っていましたが、真の狙いはわかりません。

O(男性)さんはお土産の手荷物をたくさん抱えていたので、
私の「変な薬でも買っんじゃないの?」のジョークに
日ごろは陽気なOさんも「何もなかった」と神妙な語り口でしたので
ショックは大きかったものと思われます。

ともあれ海外旅行にアクシデントは付き物で、やはり国内旅行とは異なる
ハラハラドキドキは避けれません。
こんなことからも高齢者に海外旅行は段々辛くなってくるのです。

 
私が今回の旅に参加した目的は、全員が一人参加の旅ということと、
メキシコへ行ってみたかったこと、格安ツアーだったこと、
アメリカ船に乗ってみたかったことなどの理由でした。

旅の感想を「どうだった?」と聞かれると「ウーン」と言葉に詰まります。
もし「楽しかった?」と聞かれると「楽しかった!もっと続けば良いと思った」と応えます。
特に旅の後半には、仲良し4人組で楽しく笑い転げて過ごしました。
親しくなったKさん、Oさんからは
「こんない笑ったのは私たちが1番じゃないかしら。本当に楽しかった。気が晴れた!」と
喜んでいただき、自由な時間がたっぷりある船旅ならではの至福の時間を過ごしました。

でも「どこが良かった?どこが綺麗だった?どこに感動したの?」と
聞かれると答えに窮します。
つまり、海も、景色も特別に素晴らしいところはありませんでした。
海の色もヨーロッパやタヒチ周辺とは比べようもなく暗く重く、景色も取り立てて
出色したものではありませんでした。
私が下船しなかったことが大きな要因でもありますが。
他の参加者も同様の意見でした。
メキシコ沿岸線の旅というものは、そういうものなのでしょう。

メキシコも、内陸部には、多くの世界遺産や、雰囲気の溢れる
魅力的な町がたくさんありますが。
ともあれ、今回は、海の色も、景色も、特記すべきことはなにもなく、
あくまでもクルージングを楽しむことがメインの旅だったといえると思います。

しかし全員が一人参加、しかも全員が旅慣れている、旅の上級者たちの集まりでしたので
気持ちよく過ごすことが出来ました。
とかくシニアの集まりでは「病気・自慢・愚痴」が、話題の中心になりがちですが
今回のメンバーは、とにかく今を楽しむことに徹していて、
明るい話題を提供する人ばかりなので驚きました。
また格別マナーの悪い人もなく、個性的な人は多くても、
それぞれが他人に迷惑をかけずに、おのおののスタイルで旅を楽しんでいました。
お互いにプライバシーを詮索することもなく、とりたてて下船後の約束を取り交わすでもなく、
まさに「一期一会」、「またどこかでお目にかかりましょうね」と淡々とお別れしました。
何よりもメンバーに恵まれ楽しい時間を過ごすことができた旅でした。


上の写真は、メキシコで買った小さなオーナメント。メキシコらしいデザインが気に入りました。

下写真左は、今回使ったシンガポールエアラインです。噂どおりに機内食がおいしく
船内デイナーよりも細やかで充実した食事でした。
右はロスでの搭乗風景。

下は、ロス空港内のビジネス用のラウンジです。
こちらは成田に比べて見劣りするもので、
場所もわかり難い上に品揃えも少なく期待ハズレでしたが、
ランチ抜きでしたので、ビールとサンドイッチを頂きました。


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 最終更新: 2015/9/3