長~~いクイーンメリー2号での船旅の終わり


大西洋の荒波が収まると、90日間の船旅もいよいよ終焉を迎えます。

2009年4月14日、世界一周の航海を終えたクイーンメリー2号は、
ニューヨーク港へと着岸しました。
夜もまだ明けきらぬ早朝、たくさんの人がデッキに上がって来ました。

そして暗い海のかなたにアメリカのシンボル自由の女神像を発見した時、歓喜の声を上げました。
ここは多くの移民船が通る航路です。国を捨て渡ってきた彼らが、
始めて見るアメリカにどんな期待と不安を抱いて
胸をいっぱいにさせていたことを思うと、その感慨がわかるよう気がしました。

私達も、これで旅がお仕舞いいになるのかと思うと感無量でした。
朝、6時着岸。私達の長~い、長~い船旅は終わりになりました。

下船後、1人でタクシーでジョン・F・ケネディ空港まで行き、近くのホテルで1泊し、
翌朝、空路日本に向かい、93日間の長旅にピリオドを打ちました。

ピースボートとの対比
今回のクルージングは4年前のピースボートでの
世界一周航海
に次いで、2度目の体験です。

前宣伝とは異なって、あまりにも酷すぎたピースボート体験だったので、
今度こそは豪華客船で少女時代からの夢を達成のための挑戦でした。

前回と比べて良かった点を一言で述べるとやはり旅の基本、
安全・清潔」です。

オンボロ船のピースボートは事故スレスレ、危険と隣りあわせの航海でしたが、
今回はまったくその心配がなかったことが1番の利点だったと思います。

清潔面においても、蛇口の水が飲料出来ることでもわかるように、総て清潔でその面では心地よい旅でした。
ノロウイルスが流行したときにも徹底した対策がとられたり、
海賊危険地帯を通過した時にも欧米の軍隊に守られるなど安全面の評価は大です。

しかし、外国船ならではの人種差別、言葉の不自由さなどマイナス面もあります。
また、豪華客船といえど連日単調な欧米料理、洗濯室の不十分さ、慣れないチップ制度などの問題点もありました。

また、スエズ運河やパナマ運河など1回目は興奮した景観にも、2度目となるとさほどの感激はなく、
世界の風土や文化の違い、カルチャー・ショックなどの、新しい発見は少なくなっていました。

楽をして回れるのが船旅の大きなメリットですが、その代わりに沿岸地域にしかいけないという制約があり
旅好きの私には物足りない面がありました。

しかし、私の目的であった、世界の人々と触れ合いたいということ、英語力を試したいこと、
終日海を終日眺めていたいこと、再び地球をぐるりと回ってみたい、という4つの欲求はかなえられました。
船内では、当初の予想を超えて、はるかにたくさんの人々と知り合い、理解しあい
中には大変親しくなった友人もできました。

そして自分の英語力に打ちひしがれたこともありましたが、片言でも何とか会話が成立できたので
世界中の人々と語り合うことも出来たのだと自らを納得させています(甘いかな)。

船旅については、まだまだ書き尽くせなかったことがありますが、ブログでは限界がありますので
来年こそはホームページにキチンとまとめたいと考えています。

今回でQM2の体験記は一応終わりとします。
上の写真は夜明け前の自由の女神像と、マンハッタンの摩天楼。そして早朝のマンハッタン風景です。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 最終更新: 2017/8/16

長~~いクイーンメリー2号での船旅の終わり” へのコメント

  1. 旅の終わりは、いつも寂しさがありますね。さつきさんの文章、何度も何度も読みました。90日の旅を終えて、朝焼けの中、デッキから見えてくる自由の女神・・・ 下船後がさらりと書かれている分、旅の終わりの寂しさが沁みてきました。ほんとにお疲れ様でした。有意義で楽しい旅でしたね。また、ナマでのお話が聞けるのを楽しみにしています♪

    1. Cuckooさん いつも丁寧に読んで頂いていて感謝です!また素敵なコメントもありがとう。cuckooさんにお目に掛かると、聞き上手で、核心を突く質問についつい心情を吐露してしまいチョッと恥ずかしい・・・・。 また次回も、ブログにかけない取って置きの裏話をしましょう。乞うご期待!?

この記事へのコメントはできません。