江戸散策 新宿界隈(2) 太宗寺

地蔵菩薩

太宗寺(たいそうじ)は、浄土宗のお寺です。

寛永六年、内藤正勝の葬儀以後に、内藤家代々の墓所になっています。
今では、すっかり周囲をビルに取り囲まれていますが、広い敷地は歓楽街・新宿の真ん中とは信じられないほどにひっそりと静まり返っていました。

しかし、度々行われる著名人の葬儀には、大勢の弔問客で溢れるそうです。

境内には多くの見所があります。

1.地蔵菩薩
「江戸六地蔵」の一つで、太宗寺のシンボル。いいお顔です。(写真上)

2.閻魔像と奪衣婆像
お堂内には、木造の閻魔像と婆の像があり、どちらも迫力に満ちています。

閻魔さまは、5メートルを超える都内最大の大きさです。弘化4年(1847年)、泥酔者に片目を取られる事件があり、瓦版や錦絵になって「内藤新宿のお閻魔さん」として江戸中の評判になりました。

奪衣婆は、三途の川を渡る亡者から衣服を剥ぎ取り、罪の重さを量るといわれており、恐ろしいお顔のおばあさんです。

3.塩かけ地蔵
願掛けのお礼に塩をかけたために、塩漬けになったお地蔵さまです。(写真下)
お顔もわからぬほどに、塩がかかりミイラのようで不気味でした。

塩かけ地蔵

4.三日月不動像、布袋尊像
不動堂にあり、布袋さまは「山の手七福神」の一つで可愛いお顔。

5.キリシタン灯篭
内藤家の墓所から出土したもので、隠れキリシタンが密かに礼拝したと言われています。竿部に十字があり、彫刻はマリア像を象徴しています。形は織部型灯篭です。


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 最終更新: 2016/10/21