パースへの旅(6) 期待はずれのウェーブロック

今回の旅で1番期待していたウェーブロックに出かけましたが、期待はずれ!

往復13時間のバスツアーでしたが、延々長いドライブの果ての滞在時間は
僅か1時間足らず・・・・・。ガックリです。

ここは、2億7千万年以上前に風化と侵食で
出来たといわれる
1枚岩で、
波を一瞬にして固めたような不思議な形をした岩です。

この岩はオーストラリアのシンボルともいえる景観で、
ガイドブックなどにも良く使われて奇岩ですが、
写真だけ眺めると、広大な岩が連なっているように見えて、
それをイメージして行ったのですが・・・・。

現実には、長さがあまりにも短く迫力に欠けていました。
形は確かに、波のような奇岩には違いありませんでしたが、
僅か長さ100メートル、幅15メートルほどのスケールが小さなもので
「エーッ!!これが!!」と大きく失望!!

後日、旅行社の方に伺うと「世界4大ガッガリ!?」と笑っていましたので
失望する観光客は少なくないようです。
しかも蝿が多い!おびただしい蝿の大群が人間めがけて飛んできて体中に止まるのです。
払っても払っても顔にも止まり、追い払うことは不可能でした。
口を開けていると口にも入るので、グ~ンと固く結んでいましたが、
耳にも鼻にも入ってきます。

それでもガイドに聞くと「皆さんは幸せです。夏は顔がコークスになります」と平然と笑顔です。
蝿は、人間の汗が好きなので皮膚に止まるのを好み、夏には冬の何十倍も飛び交い
顔も真っ黒になるほどに集るというので本当に驚きました。

「自然を大切に!自然に帰れ!」とはよく聞く言葉ですが、
自然とはこういうものなのだろうと改めて思い知りました。
工業も少なく、公害も無い。農薬もあまり使わず、
自然のままということはこういうことなのでしょう。

私が幼い頃は日本にもたくさんの蝿がいましたが、最近の文明?生活では
蝿を見かけることは滅多に無く、蝿の存在など忘れていましたが、
自然回帰の憧れも考えさせる光景でした。


このあたりには、奇岩が多く、上の写真はカバが大きく口を開けた形の岩と、
先住民のアボリジニの手形が残されている洞窟です。


このツアーバスは、13時間コースでしたが、乗務員はツアーガイドを兼ねたイケメン・ドライバーが1人
ほとんど休憩も取らずに働き続ける姿に感動しました。

また、平均時速110キロ、直線距離では猛スピードで飛ばし、
牧場の動物の種類が見分けられないぐらいに早いのには驚きました。
道路は、ほとんどが人家も電気も無い荒野や、広大な牧場地帯をひた走りますが、
エンジンの具合が悪いようで、時々エンストをするバスだったので
もしここで車が故障したら私達はどうなるのか不安も覚えました。

こんな場所ですのでレストランもなく、ランチはドライバー持参のタッパーから取り分けての
ピクニックでしたが、お茶の時間は、村の公民館のようなところで停車してのティータイム
近所の主婦の手作りで、収益は学校へ寄付するそうです。

上は、ピクニック・ランチ。下はティータイム風景。


今日のツアーは大きな期待はずれ。延々バスに揺られて見に行くほどの岩ではありませんでした。
奇岩といえどトルコのカッパドキアに比ぶべきもないほどのスケールです。

でも写真写りが良い景観なので、私の写真でさえもカッコヨク写っているのが
いささか腑に落ちないのですが。

ただし、そこに行くまでのスケールの大きな景色は、
さすが日本の13倍も広いという大陸に納得!
果てしなく続く牧場、夕暮れに広がる見渡す限りの地平線の風景
予想を超える美しいものでした。


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 最終更新: 2015/8/20