江戸歩き講座 四谷界隈(3) 須賀神社・愛染院

須賀神社は、江戸時代には「牛頭天王社」と呼ばれており、
四谷、若葉、左門町、信濃町を含む四谷一帯の氏神です。
この社殿には三十六歌仙の絵が掲げられています。
第二次大戦の空襲で神社は焼失しましたが、
ご内陣に納めてあった絵の戦災は免れました。
三十六歌仙は、平安時代に藤原公任が、過去および同時代の優れた歌人36名を
選定したもので、万葉歌人から、柿本人麻呂、山部赤人、大伴家持の3名、
平安時代から紀貫之、在原業平、小野小町らの計36名が選ばれています。
この須賀神社の三十六歌仙絵は、1人ずつ1枚の絵に描かれ、
幅55センチ、建て37センチの絹地に彩色されたものを額装してあります。
須賀神社が、四谷の総領寺として信仰を集めていた隆盛を物語る文化財です。
愛染院(真言宗)は円通寺坂に面しています。
ここには江戸中期の国学者の塙保己一の墓があります。
塙保己一(1746~1821年)は、7歳で失明しましたが、古文献を編纂しました。
写真左は、須賀神社。右が塙保己一の墓です。
★ 保己一の 墓を見つけて 下に見る (久)
★ 愛染院 愛の証を たててくる (久)
★ 四谷には 坂と寺あり あえぐ齢 (定)
★ 三十六歌仙 天井に 甦り (佐藤孔亮)
 


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 最終更新: 2015/10/29