船の友人フローレンスが来日

今回の船旅OM2で知り合った友人、カナダ人のフローレンスが来日しました。

マレーシアに住んでいる妹さんのお見舞いが目的ですが、
成田空港でトランジット、1泊したのは私に会うためです。
その友情に感謝すべきですが、何せ強引な彼女ですから
こちらの都合も聞かず、一方的に日にちを通告してきました。

はるばるカナダ・ロントからやってくるのですから、嫌とも言えず万障繰り上げて
成田空港まで出迎え、彼女が予約してあったJALホテルに私も部屋をとって隣室に宿泊しました。

空港でまず私が仰天したのは、彼女が車椅子に乗って現れたことです。
JALの係員の前では、病人を装っていましたが後で聞いてみると、成田空港があまりに広いので
歩くのが嫌になって「自分は足が悪くて歩けない。車椅子に乗りたい」と係員に訴えると、車椅子に乗せてくれたというのです。
彼女の美意識から、リュックもキャリーバッグ(コロコロ)も嫌いなので、手荷物は手提げのボストンバッグでしたので、
大型スーツケースを預けてあるとはいえ、手荷物を持っての移動は大変だったのでしょうが。
なかなか凡人には思いつくものではありません。
どんな時にも割り食わない、俊敏な適応力が、彼女の持ち味です。

マレーシア生まれの中国人フローレンスが、言葉もわからないカナダ・トロントに移民して40年間、
白人社会で痛めつけながら人生を逞しく生き抜くには、これだけの機転と行動力が必要だったのでしょう。
事の顛末を聞いて、笑いながらも、改めて彼女の凄さに感嘆しました。

彼女は、これからマレーシアに行って2週間滞在するので、
私を一緒に連れて行こうというのが、1つの目的でした。
私には有り余るお金と時間があると思い違いをしているようです。
丁重にお断りすると、今度は「来年また一緒にQM2か、クイーン・エリザベスに乗ろう」と強く誘います。
私は船旅は好きですが、3ヶ月の世界一周を終えたばかりでは、とてもそんな気分にはなれず
お断りをすると「2週間の短期でも良いから乗ろう」と強く勧められました。

「あなたと一緒だと楽しいから」がその理由なのですが・・・・・。
華僑特有の強烈な個性の彼女といると、人世勉強にはなりますが、少しも寛げません。
日本人ばかりでなく、欧米人でも、並みの人間では、彼女のキャラクターには太刀打ちできませんでした。

昨夜は深夜までお喋りをしたのにもかかわらず、今朝は5時半に電話で起こされ、
出発までたっぷりと親交を暖めました。
インフルエンザ警戒でピリピリする成田空港まで、彼女を送り届けて
長かった2日間のデイトは終了となりました。

もちろん帰りも車椅子に乗るべく、彼女の胸にはしっかりと「ファミリーサービス」のタグが付けてありました。
ちなみに彼女が日本で一番驚いたことはウォッシュレットでした。
便器からお湯が吹き上げることを、まったく知らなかったので、
自分の体が破けて体内から水が噴出したと思ったそうで大笑いしました。

次は、ホテルの室内にあった電気ポットです。熱湯が出てくる仕組みがしばらく理解できず、
「アチチ!アチチ!」と数回失敗していました。
日本人には当たり前になっている、ウォッシュレットも、電気ポットも、
外国人から見たら信じられないシロモノなのでしょう。
グローバル社会になっても日本独自の文化があることを改めて再認識!
 
フローレンスの胸には、ファミリーサービスの名札がしっかりついていました。
これで帰路もまた車椅子に乗れると嬉しそう。


夕食は中華料理をご馳走しましたが、鮑とフカヒレのサイズが小さいと不満でした。私も予算があるのでこれで精一杯。
彼女は途中でテーブルのメニューを見て、改めて日本の物価高に驚いていました


朝食はビッフェでしたが、納豆にトライ。臭うので心配していましたが、「なるほど!」と感心しながら食べていました。
医食同源の思想の中国人は体に良い」という私の一言が効いたようです。


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 最終更新: 2016/9/13

船の友人フローレンスが来日” へのコメント

  1. やっと開けたブログなので過去をさかのぼり思わず笑ってしまいました。やはり久しぶりに楽しい! いつも話題豊富なのもうなずけます。

    1. ありがとう。 彼女は本当にユニークな人です。昔の日本では、近所にどこでもいたような おせっかい焼きなきな、人の良いおばさんです。でも、過干渉な言動には辟易!! 今でもよく電話が掛かってきて一方的に喋り捲っています。呆れて言葉を失う私に「英語力が落ちたねぇ!カナダに来て勉強したら」とアドヴァイスします。とても彼女に立ち打ち出来る気力はありませんが、こんな人と知り合ったのも船に乗ったよき体験かな。

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