砂丘で青春に出会う








40数年ぶりに鳥取砂丘を訪れましたが、
予想していたほどには荒廃していないことに安堵しました。
自然環境や観光化により、昔と様変りして風紋も出ないし、
砂丘の魅力が失せていることをマスコミで伝えられる度に
心を痛め、現在の砂丘を見たくない思いもありました。
でも、青い日本海を背景にした砂丘は、やはり広大で美しく、エキゾチックな風景を作り上げていました。
最近は風紋を見られる日も少なくなっているということでしたが、
幸いにも昨日強風が吹いたとかで、ところどころに波型の風紋を見ることが出来ました。
オフシーズンのため観光客も疎らで、北風が吹く中でしたが静かに自然の神秘を味わいました。
旅の最大の魅力は、想像を超える風景に出会えることですから、
今回の旅も、この砂丘に再び出会えたことことで収穫大といえるでしょう。
また砂丘では1つの出会いもありました。
手に衣装ケースを提げ地味な服装で歩く青年はどうみても観光客とは見えなかったので、
地元の人と思い道を尋ねると、九州から今朝夜行バスで来たという就活中の大学生でした。
いま就職試験を終えたので、せっかく鳥取まできたので、砂丘を見に来たといいます。
話してみると朴訥でシャイな好青年でした。
そう、私が、かつて私がここを訪れた時と同世代です。
人生に夢と希望と戸惑いと持っていたあの輝かしい青春。
すっかり遠い彼方に行ってしまった時代と、この純な青年が重なります。
今夜また夜行バスで帰郷するという青年の就活成功を祈って分かれました。
夕食は、観光案内所お薦めの飲食店で「飛び切り上手い日本海の魚」に期待していきましたが、
関東地方と変わらぬ鮮度。所詮観光客向けのお店でした。


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 最終更新: 2015/8/13