欧州から里帰りの北斎 Hokusai

今までに北斎の作品は展示会などで、度々見ていますが、
今回の「北斎展」は従来の展示品とは趣を異にするものでした。
オランダとフランスに分蔵されていた北斎の作品を、
一緒に里帰りさせて、同時に展示するという画期的な試みです。
オランダの長崎商館長は文政年間(1818-1830)に、4年ごとに北斎を訪れて
人々の暮らし振りを描いた作品を依頼していました。
このときに北斎とその弟子が描いた肉筆画が、現在オランダ博物館や、
フランスの図書館に所蔵されているものなのです。
日本の画家の中で1番始めに西洋画法を習熟したのが北斎(1760-1849)で、
また西洋美術に大きな影響を与えたのも北斎でした。
今回は「知らなかった北斎」と「知っている北斎」の2点から迫る面白い北斎展でした。
私とKさんは、解説の音声ガイドを500円で借りて
「ヨーロッパを魅了した江戸の絵師・北斎」の魅力に触れました。
勉強家のTさんは、あらかじめ自宅の蔵書から北斎を調べてからの入館でした。
さすが元・国立大学教授は、学びの姿勢が違います。



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 最終更新: 2015/8/13