パタヤ・ビーチ(タイ)の明暗



バンコクから車で2時間のところにあるパタヤビーチ
20年前に開発されたタイの老舗リゾートビーチです。

3キロも続く海岸は、海水浴にこそ向きませんが、
日光浴、ウインド・サーフィン、パラセーリングなどのマリンスポーツには人気のスポット
乗っていた船の停泊港がバンコックから離れていたために、
ツアーにジョインしてその名高いパタヤビーチを見ようと思ってやってきましたが、
なんといっても暑い! まず暑さに音を上げてしまいました。

ところが、この暑さの中で白人はビーチ・チェアにジッと横たわり
日光浴をしているのですからほんとに驚いてしまいます。
女性客はマニキュア、ペデキュアが大人気で、炎天下でやってもらっています。
私のテーブルメイトの、アメリカ女性達も、このネイルアートが何よりの楽しみのようでした。

日照時間が少ない欧州の気候・文化によるものとはいえ、
いまだに赤銅色に日焼けすることが
ステイタスとなっているのが不思議に思えます。

ちなみに世界中で日焼けを嫌うのは日本女性がナンバーワンで
海外で日除けの帽子やパラソルを差しているのは間違いなく日本人です。
白人からは、冷たいまなざしで見られます。

今回の船旅でも、シドニーで行動を共にした友人のドイツ人ヘルガは、私達日本人が日陰を選んで歩いたり、
サンバイザーをして太陽から逃れようとするのを訝しげに見つめていました。




物売りが多く出ていました。とうもろこし、ピーナッツ、ゆで卵、飲み物や
ビーチタオルなど現地の人が物憂げに、けだるそうに売りあるいていました。
水遊びをする子供だけが元気でした。


南米、東南アジアでは、物乞いの姿もたくさん見かけましたが、
ここパタヤビーチにも物乞いの老婆がいました。
身なりも小奇麗で、始めは何かのセールスかと思って見ていましたが
良く見ると物乞いでした。(白い帽子・青い上着・杖)
ほとんどの観光客が目の前に手を突き出されても、目線をそらしていましたが、
中にはお金を与えている人もいました。

デッキで横たわる人のほとんどは白人で、特に中高年の男性と若いタイ女性のカップルを多く見かけ
アジアではありふれた組み合わせなのかもしれませんが、やはり物悲しい気分になりました。

下町の市場風景

上はお菓子。ほとんどが、もち米に砂糖を入れて蒸したもの。
素朴な薄味で非日本人には懐かしい味で、結構おいしい。
4番目は、カスタードプリン風。



こちらは魚介類、貝、スルメやノシイカなど、日本人にはお馴染みの物ばかりです。
魚介ですから、多少の臭いはありますがありますが、日本人には気にならない程度のもの。
ところが同行のアメリカ人人は「臭~い!!この臭いを思うと当分魚は食べられな~い」と
顔をしかめていました。
東西の文化の違いなのでしょう。
あまりの湿度と暑さで市場に人も、物憂げでしたが、店内では吊るされたハンモックの中に3兄弟が座って
テレビを見ている姿が印象に残りました。
  
米友人のエリザベス


エリザベスとは、早朝モーニングコーヒー・タイムで一緒になり、親しくなりました。
彼女は、アメリカのシカゴから来ていました。
今までアジアにまったく関心がなかったそうですが、今回の船旅で初めてアジアに触れて
感激の時間を過ごしていました。
 
見る物、食べる物の全てに感動して、見ている方もほほえましくなるほどです。
インドや香港のオリエンタル文化に驚き
柘榴、スターフルーツ、キウイ、アボガド、ドラゴンフルーツなど、南国の果物も
生まれて初めて食べて「おいしい!おいしい!」の連発でした。
もちろんアメリカのスーパーマーケットにも、売ってはいるのですが
興味がなかった彼女は買おうと思ったことすらないというのです。
決めたこと以外は、横道にそれないというのは、彼女の性格なのでしょう。
私には多くのアメリカ人と付き合いがありますが、こういうタイプの人に出会ったのは初めてでした。
フランクでもフレンドリーでもない、いわゆるアメリカ人らしくないアメリカ女性でした。

彼女にはあまり笑顔がないので、彼女のお気に入りのウェイターのアトロからも「怖い~!」といわれていました。
当然船内にも、私以外の友人は出来ず、毎朝私とコーヒー・ミーティングをするのが
唯一の情報交換の場であり、大きな楽しみのようでした。

エリザベスは、数年前に夫を亡くした未亡人ですが、今でもレンジャーの仕事をしている元気者で、敬虔なクリスチャン
今回も牧師さんのボランティア・アシスタントとしての参加でした。
そのため船内でも、1日のほとんどを体を鍛えるプログラムに参加して過ごしていました。

別れの際は「あなたに出会えて本当に良かった。一生あなたの顔を忘れないように写真を欲しい」と言われました。
写真交換は、高校生以来やったことがありませんので、一人で笑ってしまいました。
つまり彼女は文明の利器?いまや常識となったデジカメさえも持っていないので
互いに写し合うことが出来なかったのです。(こんなにも愛されて?幸せな私?)。
アメリカ人らしくないアメリカ人との良き想い出でした。

この写真は、タイ観光中の中国寺と、船内でお気に入りのアトロと撮ったもの。
エリザベスは、珍しくおどけています。

アトロは誇り高きメキシコ青年。
シャイですが私のアドヴァイスに従い、着岸した横浜港から浅草まで
土砂降りの雨の中を、仲間を連れて遊びに出かけ行動力の持ち主でもありました。
私とは仲良しで、暇があると良くお喋りをしました。


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 最終更新: 2017/8/16